採血 声かけ

採血の時、どう声かけするのが良い?

採血は、看護師が行う業務の中でも頻度が多いですよね。

 

どうしても業務的になりやすい採血ですが、
患者さんにとっては不安や緊張でいっぱいの場合が多いです。

 

患者さんに安心して採血を受けてもらうために
大切な声かけのポイントいくつかあげてみました。

 

 

どれも患者さんの立場から
「声かけしてもらうと安心できる」と思ってもらえる事柄です。

 

 

 

 

@行動を起こす前に声をかける

 

患者さんは、看護師が今からどんなことをするのか分かりません。
それなのに何の声かけや説明もなくどんどん採血の手順を進めてしまっては、
患者さんの不安は増すばかりです。

 

患者さんが、
今から何をされるのか分かるように
「針を刺す部分を消毒しますね」「血管を見えやすくする為に腕を縛らせて下さいね」
など声をかけることが大切です。

 

 

 

A患者さんの名前の確認

 

「確認のため、お名前をいただけますか」。

 

 

 

B体調についての確認

 

「ご気分は悪くありませんか」、「アルコール綿でかぶれたことはございますか」。

 

 

 

C注射するときの確認

 

「少しだけチクッとします」。

 

 

 

D患者さんが不安になるような発言は避ける

 

患者さんにとって、
看護師の発言はとても気持ちを左右されるものです。

 

看護師が自信なさげに「あれ?」とか「どうしよう」とか言ってしまうと、
患者さんは不安を感じるのはもちろん、看護師に対して不信感を抱く可能性もあります。
ですので、この様な発言は避けましょう。

 

 

 

 

E笑顔や温かい雰囲気

 

採血で患者さんと関わる時間はほんのわずかです。
しかし、患者さんにとっては採血も重大なイベントのひとつなのです。
患者さんが安心して採血を受けられるように、
笑顔と温かい雰囲気作りを心がけましょう。

 

 

 

どれも基本に忠実な内容ばかりです。

 

定期的に採血する患者さんには毎回鬱陶しいかなと考えてしまうこともありますが、
「基本に忠実に」は医療現場では信頼と安心感につながります。

 

 

>>【患者のタイプ別】対処法のコツはこちら

 

 

 

 

 

 

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