採血のコツを基本から見直す記事一覧
採血の手順と注意点
採血の手順と注意点について説明しますね。熟練の経験者なら問題無いですが、採血が苦手だという場合には注意すべきものです。採血時の手順、注意点についてまとめると以下のようなものになります。まず採血前に、検査するのにまずどのくらいの量を摂ればいいか決めて必要物品を準備します。その後は以下の流れになります。...
血管の探し方について
経験を積んだ人の血管の探し方と、見えにくい血管に対しての探し方、見えなくても皮膚を触ると血管だと分かる場合の血管の探し方に関して説明します。@ 経験を積んだ人の血管の探し方指で血管を触ると血管が皮膚からどの位の距離にあるのかが、3Dのイメージのように、自らの脳にイメージとして入っていきます。このよう...
採血をする場合、血管の選び方は?
定期的に採血されている患者さんや採血の経験がある患者さんは成功率の高い血管を知っていますから、まず患者さんに聞いてみると言う方法があります。一応、両方の腕の血管の状態を観察しながら、自分が採血しやすい血管のめぼしをつけながら、会話の中で聞いてみるのが良いでしょう。血管の状態の左右差が無いようなら、利...
採血の観察項目は?
まずは、患者の年齢や体格と性格を観察します。基礎疾患とそれに伴う症状で、出血傾向や浮腫があるかどうかを観察します。感染症やアレルギーがあるかどうかや麻痺などの神経障害があるかどうかを観察します。シャントやシャント造設予定があるか、疼痛があるかどうかとあれば部位を確認します。血管の走行が見えるかや血管...
血管が逃げる場合の対処(3つのポイント)
毎日多くの患者様の採血をしていると、採血が難しい血管をお持ちの方もいらっしゃいます。針を刺そうとしても血管が動いてしまう、一般に「血管が逃げる」といわれる状況になると時間もかかりますし、患者様も不快な思いをされます。血管を動きにくくする3つのポイントに注意して、スムーズに採血できるようになりたいもの...
刺入角度で注意することは?
採血針を刺すときの角度は10度くらい〜20度で刺入れします。刺した後は、同じ角度を保って静脈まで刺入れします。もし途中で刺入角度を変えると、針先で体内の組織の内部をえぐって組織を損傷し、組織トロンボプラスチン混入による凝固が発生してしまう危険性もあります。特に検査の採血を行う場合には、刺入れしたら角...
採血の時、どう声かけするのが良い?
採血は、看護師が行う業務の中でも頻度が多いですよね。どうしても業務的になりやすい採血ですが、患者さんにとっては不安や緊張でいっぱいの場合が多いです。患者さんに安心して採血を受けてもらうために大切な声かけのポイントいくつかあげてみました。どれも患者さんの立場から「声かけしてもらうと安心できる」と思って...
血管を出しやすくする方法
採血をうまくする方法に血管を出しやすくする処置があります。それは、少し叩いて刺激を与える、またはホットパックで部位を暖めることです。また血管が浮きやすくなるコツとして、できるだけを多く水分を摂っておいてもらうこと、しっかり腕を伸ばしてもらうこと(少しでも曲がってるとやりにくくなります)、親指を中にし...
駆血帯を巻く時の注意点とコツ
慣れていない看護師さんが駆血帯を巻く時よく見かけるのが、強く締めすぎてしまい、患者さんから「痛い」とか「痺れる」などの苦情を訴えられる事です。一言「きつくないですか?」などと言われると、少しは緊張感も薄れ人は安心するものです。些細な事かも知れませんが、こんなことでもコミュニケーションのひとつとなり、...
血管が破れるのを防ぐには?
血管は人によって太さや強度が異なるものです。そのため細い方によっては、針を入れただけで破れてしまうことがあります。こうした状況を防ぐためには、血管を太くして、破れにくくする必要があります。ではどのようにすればいいのか説明します。細い血管になっているかたは、なるべく強くさすって熱を加えてください。それ...
採血で避ける部位は?
看護師にとって採血は欠かせない技術の1つです。採血では患者さんの状態に応じて採血部位を決定しますが、絶対に避けないければいけないと決められられた部位も存在していますので以下で押さえておきましょう。1.麻酔された部位麻酔された部位は、採血を行った際に神経障害が発生しているか否かを確認できないため避ける...
採血の際、針をスムーズに抜くコツは?
腕に針を刺している状態から針を抜くときには、気をつけるべきことがあります。それは、力を抜いてもらうということです。力が入っているままになってしまうと、針をスムーズに抜くことができないのです。なので、腕の力を抜いてもらうということに気をつける必要があります。そうすることによって、針はきれいに抜くことが...
真空管採血での駆血帯についての注意点
真空管採血での駆血帯についての注意点は以下のようになります。注意点1.真空管採血中は駆血帯を緩めないようにすること真空管採血中に駆血帯を緩めると採血管の内圧が血管の内圧よりも高くなるために逆流圧が発生して、採血管内の内容物や細菌等が逆流して血液感染を引き起こす可能があります。そのため、真空管採血中で...
真空採血をうまく使うコツは?
真空採血の使用上の注意について以下に記します。駆血帯を装着したままで、採血管をホリダーに挿入してはいけません。駆血帯を装着した状態で採血を始めて、採血後、採血管を挿入した状態で駆血帯をはずしてしまったら、静脈血管が急激に低下して採血管の中の不純物が患者さんの体内に逆流する恐れがある為です。次に、採血...
真空採血管を使う場合、血管に入ったのを確認する方法は?
真空採血管が血管に入ったことを確認しなければ、採血が上手に行くことはありません。確認する方法としては、血液が流入してくるかどうかを見なければなりません。血液が真空採血管に入ってこないということは、血管と繋がっていないことになります。そのため採血管に血液が入ってくるかどうかを見て判断することが必要にな...
皮下出血を作らないための工夫
採血をする際に内側の血管から採血するしかない場合があります。でもその際に念頭におかなければならないのは、深い部分に動脈があること、神経がたくさんあるので痛みを感じやすいことです。内側の血管は出ている人は見えやすく浅い位置にあるので刺しやすいですが、針の刺入角度が深かったりずれたりすると血管を損傷しな...
血管を貫通させないポイント
採血のときに血管を貫通させないためには、血管の位置と太さを確認する、血管と神経の走行を把握することが大切です。細い血管は針を刺しにくく貫通させる恐れがあるので、細い血管を避けて採血するようにします。目視だけでなく手で触れて確認してください。真空採血管を使う場合、ホルダーの着脱の際、刺入部やホルダーに...
真空管採血でのアームダウンのコツは?
採血管内の微量の微生物が、血管に流入するのを防ぐため採血の際は必ずアームダウンをするようにしましょう。上手なアームダウンのコツは、椅子や枕の高さにあります。採血台(またはデスク)の高さを、患者さんの肩の高さよりも10?15cmぐらい下にすると、適度な高低差が付きます。患者さんの身長によっては、椅子や...
血液が漏れるのを防ぐには?
血液が漏れるとなぜいけないか、血液が漏れるとまず青タンのように見えます。漏れた血液の量が多いと痛みも感じるでしょう。漏れた血液は体内に再吸収されるので時間は少しかかりますが大きいな問題にはなりにくいでしょう。ただ、採血を受けた側の患者さんからしたら大きなストレスになることでしょう。この状態を防ぐため...